最新の観てきた!クチコミ一覧

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悪魔を汚せ

悪魔を汚せ

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

家や家族という閉じられた世界で
「意」を外へ発する人と自らの内に発する人
そんな立場や善悪が違うだけで、いや違いすら無いのかもしれない
そんな強さと弱さに、ただただみんな負けていくだけ
そして全てを終わらせて死のうとする人を救うための唯一の方法
そんな美しすぎる悪魔

僕自身も少し古い家族という形や血族を知ってる世代であり地域だった
そこは世界そのものであって、じりじりと削られていくだけしかないのだ
だから祁答院さん演じる三兄妹の兄が、最後にやりたいことがわかった時のその諦念に思わず涙した
そうか、たどり着いたんだなと涙した

東京学生演劇祭2019

東京学生演劇祭2019

東京学生演劇祭実行委員会

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★

冗談だからね。「BABY・BABY」
いやもう本当にシンクロやりたいんだなあと笑
台詞は位相をずらして、ほんの少しのズレが
そのまま舞台上でも少しずつズレていく世界を表してるのかなと
そして今まで以上に輪になった世界だなあと
浦田すみれさんはやっぱり良いなあ

劇団しゃけぼたる「君の朝吸ったタバコのフィルターを舐めたい」
んー全体的なレベルが正直厳しかった
物語や設定に破綻が多すぎるうえに
作品としての一貫性が無いのがちょっとなあと
その場その場のコントのツギハギを見せられた印象
音楽の使い方も効果が薄かったし
少なくとも芯があるキャラを作る必要がある

劇団ありよりのあり「ちょっと男子ーぃ!」
きちっと作品としての練度を上げてきていて好印象
掛け合いのテンポとか台詞の速さが心地良いし
キャラの書き分けもしっかりとしていた
伏線ある構成も見事で40分作品としてよく出来ていた

おへその不在

おへその不在

マチルダアパルトマン

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

「おせっかい母ちゃん…」の頃のテイストを思い出した
最近の緩やかさにちょっとビターさが混じってて、そうしてちょっと笑顔になれる
ゆかりごはんさんと早舩聖さんの二人の空気感によって基盤ができてる作品でそれが感じ方の全てかなと

アリはフリスクを食べない

アリはフリスクを食べない

やしゃご

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

とてもとても意地悪な脚本
知的障害を持つ兄と暮らす弟、そして彼らを取り巻く人々
何もかもの情報を与えられていない中で観客は
その関係性に理想を少し求めたり苦しさを知ったり
結局取り巻く彼らと同じに自分の理想を重ねていく

僕は知的障害者のことをよく知らない
世界がどう見えるのか、同じものを見てどう考えるのか
何も知らない
でもそれは知的障害者にだけではない
僕は自分以外の人の世界の見え方を知らない
何を考えて、その人が何なのか、誰も彼もを知らない
だから人をどう認識するかだ
「人の気持ちになってと考えろ」とよく言うけれど
そこで考えた気持ちは結局自分のものだ
誰かと知ろうとするには、まずはそこに人がいることを知らなければいけない
自分にはわからない人がいることを知らなければいけない
この作品で描かれた人たちはただ多くの中の一つの状況に過ぎない
だから正解も間違えも答えもない
自分以外の誰かに気付く、そんな作品だった

ヘブンズサイン

ヘブンズサイン

ヒノカサの虜

スタジオ空洞(東京都)

2019/08/29 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

男女逆だった役はたくさんあったが
大人計画版との大きな違いは
メイジ役のチカナガさんに尽きるかなと
子供だか大人だか中性的なこの役者さんにより
この作品がこの作品でありえた気がする
母親の見せ方も特徴的だったし
大島さんの存在感も新井亜樹さんのようだった
演出的に小劇場というスペースの部分にだいぶ寄っていた感触
「GO」はとても見にくかった
元のテキストが面白おかしく笑える部分も多いだけに
暗めの演出と笑える場面のギャップが結構出来てしまったのが残念
本家と似ている役作りと新しい解釈が入り混じっていた

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

埋れ木

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

埋れ木「瓶に詰めるから果実」
埋れ木作品なのに嘘が無い!というのが第一印象
こういう作品も書けるんだなという驚き
嘘が無いとは言ったけど、キャラクターには嘘があって
キャラの存在感で嘘を作り上げている感じだった
悪意の無い会議劇といった風でもあり
高校演劇でありそうな感じでもある
とりあえず、たなべさんが上手いなあと。あのキャラをキャラ演技でなく操ってキャラにしているのはとても良い
ののみさんは天才っぷりが全開ではないけど垣間見えた
二宮さんは陰陽の片側だけが偏った二宮さんという感じ
秋山さんもなかなかの好演

プラスチックは錆びない
あぁめちゃめちゃ面白かったしキュンキュンした…
とりあえず手近にあった帽子を噛んで見米さんの萌えシーンでドキ死するのを耐え忍んだ
とにかくしあわせでしあわせな物語
多嘉良さん側の物語も良かったなぁ、、、
リピートできないのを死ぬほど悔やむ

NAGISA 巨乳ハンター/広島死闘編

NAGISA 巨乳ハンター/広島死闘編

サムゴーギャットモンテイプ

シアター711(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

前作も含めてこの作品は内容について言うことは無くて
とにかく馬鹿馬鹿しさを巧みな演出で並べ立てて
前作から踏襲しているネタもあったり
パワーアップしてたりお約束だったり
…これ、永遠に続けられるやつじゃん!
恒例行事希望です

2020年以降の夏

2020年以降の夏

くによし組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

こりゃまたすげえもの作ったな
國吉咲貴という天才の書いた火の鳥・近未来編だろこれは
これまで國吉さんが全部やらなければいけなかった
舞台への投影者について、深道きてれつさんを見つけたことも大きいなと
「セミ人間と恋した夏」は特に恐ろしい程イカしたテキスト

I s

I s

セツコの豪遊

梅ヶ丘BOX(東京都)

2019/08/24 (土) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

寸劇のようなコントのような場面が組重なり
まさにフキダシのように浮かんだそれが何にもならず消えていく
一定のリズムと音で流れていく舞台上の光景
クスクス笑える部分が多かったが茶番になってしまっていた部分も…
これは多分日常系の作品
コントには長すぎて物語には短い
どう見るべきかのガイドとなる台詞や場面があれば
もっと見やすくなると思う
わかまどかさんの笑わせ間がさすが
宮村さんは舞台上の姿が凛として見栄えがする
久芳さんは声が良いし、攻める立場での表情も良い

途方もないが、光

途方もないが、光

寝れない部屋

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

とても面白い作品だと思う
ただなんかなにかが足りない気もする
85点を目指して85点を取ったような
最近お芝居で思うのは、よくある「人を好きになったことがない」という設定が、性的嗜好としてなのか、恋愛的嗜好としてなのか?ということ
アロマンチックでアセクシャルなのか?
それともヘテロロマンチックだが、性格的な問題、もしくは環境的なもので自認できないのか?
単にこれまでのように「普通って何?」とかのテーマで浅く終わってるとその一つ先を見たくなる
イマジナリーフレンドの導きもその方向でよいのか?
父親の心変わりのきっかけは?
そもそも愛されなかった子供としての経緯や母親との関係が描写として少なすぎはしなかったか?
ここら辺が少し物足りなく感じたのかもしれない
ただ役者陣は素晴らしく、主役の方などとても良い演技だったし、映画のシーンのくだりもとても面白かった
良い作品というのはつい惜しい部分が気になるもの

潜狂

潜狂

第27班

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

最近思うのが、人生には選択肢なんて無くて、その時のその選択は
その時の自分が必ず選ぶ道で
正解も間違いも無い、ただ一つの道
だから僕ができるのはその時により後悔しない自分を作り上げていくことだけ
最悪しか無い道でもあがき続けるしかない
奮い立たせる音楽を聞きながら

とにかく人や人生の悪いところばかり酷いところばかり
散らばって絡まって悪化して
心が削られるだけ削られて、感情に揺らされて晒されて
人の心のヒダに触れて波立ててこの作品は何を残すのか
収束した先に光なんて無い
ただ音と、何か生きてるって、そんなそんなものが残った群像劇

ナイゲン(2019年版)

ナイゲン(2019年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

高村さんのアイスが予想以上に良かった。ややコント寄りだけど面白かった
池内さんのハワイ庵は本当に新解釈!まったく新しいハワイ!
七秋さんはもうさすがとしか言えない。しっかり役を飲み込んで自分の物にしてた
大田さんの文化副も新しい、強くて肉食。文化コンビの怖さ
おばか屋敷も良い意味での気持ち悪さと愛らしさ。今回の座組のキーパーソン。もっと弾けられるはず
今回のどさまわりのやり方も嫌いじゃない。ボス感の強さ
三年はみんな素晴らしい安定感
今回の長島さんの監査は萌えというより惚れというのは確かにピッタリ
監査惚れ
ナイゲン2016の二宮監査の系統なんだけど、マシン感と後半の崩れっぷり。
台詞がもっと染みれば完璧かな
監査萌えとして、今回の監査もみんなにお勧めしたい解釈と表現

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

去年の再演で2バージョンと今回の再再演観て思ったのは、この作品は本当に演出が素晴らしいなと
たぶん台本だけ読んでも面白さは1割も伝えられないだろうな
加えて役者さんたちの表情や細かいアクト
どの角度でどの断面を切り取っても楽しさが詰まっている
小劇場界でエンタメ作品をお勧めするなら、ひとりぼっちのみんなを推したい
75分とは思えないボリューム感で、ありとあらゆるパフォーマンスに満ちてて
隙間なく楽しい
どこを見ても楽しい
心に刻まれ、思い出して楽しい
まさに得難い体験のできる舞台を作る劇団

夢見る喜世子レヴュー

夢見る喜世子レヴュー

ピストンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

死に至る病が「絶望」ならば
生をもたらす薬は「希望」
ただその薬は副作用が強く依存症状も激しい
明るく楽しくあればあるほど、ぶり返すもっともっと欲しくなる
僕もそうなのだけど「希望」は怖い
裏切られるのが怖い、触れるのも怖い、すがってしまう自分が怖い
人生を壮大に色付けして
音楽と踊りをまぶしたまさにこれはレヴュー
つまり他人の人生は消費できてしまうということ
歌や踊りにして娯楽にできてしまう
どんな悲しみも寂しさも色を付けて映し落とせば
本当の姿なんてどこにも残らない
原罪をもって十分に楽しもう

発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

脚本や役者のコメディの力で押し流されて笑わされているけど
これはだいぶブラックでアイロニーな作品
同じ舞台上に展開する幾つかの筋を照明の切り替えで繋げていくカットバック的手法が
流れるような展開とテンポを生み出し、笑いにも物語的にも効果的だった

全編を理解してみるとこの作品本当に黒い
その場その場で判断基準というか優先する物が変わっていく場当たり的な感覚
これはまんまシチュエーションコメディであり
目の前のミクロな視点でのみ解決を図ることの滑稽さと恐ろしさ
市井の人パートが本当に良い対比

カミグセ短編集vol.2

カミグセ短編集vol.2

カミグセ

STスポット(神奈川県)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

記憶とか今見えているものってのは熱や思い出に浮かされて
脳内電気信号が書き換わって、簡単に違ったものになってしまうようで
だから結果として「残された物」ってのがどう響いているのか
その響きから書き換わる前の姿を再現しようとする
それが人の弱さであり愛おしいところ

アイスクリームマン

アイスクリームマン

中野坂上デーモンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

モヘーさん流の演出で台詞に間が無くなり情緒がパケット化される舞台上
次から次へと流れ込んでくる人々の状況はめまぐるしいけどとても記号的で
一度復号化に成功したらあとはオートマチック
でもやっぱり岩松了さんの戯曲のパワーが強いなあ

かっぱのディッシュ!

かっぱのディッシュ!

アナログスイッチ

サンモールスタジオ(東京都)

2019/08/07 (水) ~ 2019/08/13 (火)公演終了

満足度★★★★

カッパがお皿を作るってこのワンアイデアめちゃめちゃ好き
最後までずっとツボってた
先が読めないわけでもハラハラするわけでもないけど
おもしろ空気が有って、なんか幸せな感じを与えてもらえる
アナログスイッチという皿に込められた感情なんだろうなあと

望むツキに想ひをヒメて

望むツキに想ひをヒメて

メグルキカク

テアトルBONBON(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

お仕事でご一緒した役者さんが徐々に増えている為に肩を持つ訳じゃないですけども、私はかなり好きなテイストの作品でした。

バーチャル世界、ゲームと言った物の組み合わせでもしかしたら近い将来にこういう事が本当にあるのかも知れない…と思わせる世界。
そこに竹取物語を組み込んだ事により、普遍的な要素や感情の流れが生じた様に思いました。

ロマンティックで切なくて、じっくりと楽しめる作品でした。

家族百景

家族百景

七味の一味

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2017/07/14 (金) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

満足度★★★★

柿喰う客の七味まゆ味さんが初演出という事で観劇。

作品や空間に思った人数以上の出演者…でも動きに窮屈さは感じず、更に箱馬を使ったシンプルなセットと転換はなかなかに見応えがありました。
何て言いますか…《スタイリッシュだな》と感じました。

グッと引き込まれて“魅”入ってしまうシーンも多くありました…が、演出の妙に対して、どうにも脚本と展開は少しだけ好みではありませんでした。
それでも十二分に楽しめる、良い観劇空間でした。

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