満足度★★★★★
キャラメルボックスらしい夏への扉
今回公演されるということで、事前に原作を読んで行きました。
原作はどこか薄暗い鬱屈とした空気を漂わせていたりするのですが。
そこはやはりキャラメルボックス!
とっても楽しくて、とっても爽やかでした♪
あの鬱々とたダニエルも、あんな快活な好青年に☆
逆にダニエルのダメ男っぷりが描かれていないため、なんでそこまで恋人に嫌われてしまうのかが、舞台だけだと釈然としなかったりしますが。。。
オープニングとラストの「扉」の演出、あの光景は忘れられませんね。
素敵だったな~あれはもう舞台だからこそできること。
みせてくださってありがとうございますっ!!と言いたいです。
そして一体どうやるんだろう・・・と思ってた猫のピート。
予想外でしたね、さすがに(笑)
どんだけしゃべるんだよ!ってくらいしゃべる、しゃべる。
存在感ありまくり!
そうなのよ、原作だと途中から完全にいなくなっちゃうからさ・・・その場にいないのに、いないはずなのにチョロチョロとがんばるピート、最高!
そしてダニエルな畑中さんの全力っぷりが、素晴らしかった。
身を削るかのような全身全霊の演技っぷりが圧巻でした。
もうずっと出すっぱりで、動きっぱなしで・・・シャツにズボンににじみ出る汗の量が畑中さんの魂そのもののように思えるほど。
キャラメルボックスの舞台は、とても元気になれます。
観れば体の隅々まで活力が行き渡るような、とても素敵な舞台。
今回もありがとうございました!!