秀山祭九月大歌舞伎 公演情報 松竹「秀山祭九月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「国宝二人の『沼津』」

     仁左衛門と歌六、二人の人間国宝による「沼津」を大いに堪能した。

    ネタバレBOX

     仁左衛門の十兵衛は花道から出てきたところの柔らかさが身上である。茶店で荷担ぎの平作(歌六)に仕事をくれと請われ、そのヨロヨロ歩きを見守るおおらかさが、舞台に爽やかな風を吹かせる。平作に娘お米(孝太郎)を紹介されたときの恥じらいがほほえましく、平作の家に宿をとり一晩明かすうちお米が窃盗を働いたくだりで真実を知った時のガラリとした変わりようがうまい。

     歌六の平作もまた「旦さん、どこまで」とおぼつかない足取りで十兵衛に問いかけ、そのまま自分の家まで案内するいつものやり取り、無理のない雰囲気がいい。

     この二人で幕切れの千本松原の一連のやり取りは涙を誘われた。

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    2026/09/29 21:39

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