公演情報
Theatre in Opposition (TiO)「盗まれた幸せ」の観たい!クチコミとコメント
期待度♪♪♪♪♪
『盗まれた幸せ』、今回は恋愛劇としてだけじゃなく、1870年ごろの東ガリツィアの山麓をちょっと覗きに行くつもりで観てみたい。
……と言いつつ、まずは1890年代の
『マディソン郡の橋』
だと思って、すべてを忘れて観ようと思う。
ちなみに『マディソン郡の橋』、読んだことないんですけど。
舞台は架空の村・ネズヴァニチ。場所のイメージとしては、フランコの故郷ナフイェヴィチ、現在のウクライナ西部リヴィウ州、ドロホブィチ周辺のカルパチア山麓。
時代は1870年前後。
まだオーストリア=ハンガリー帝国成立前の、オーストリア帝国のガリツィア・ロドメリア王国の時代。
ここを調べていて、なぜか昔から好きだった『オネアミスの翼』が頭に浮かんだ。
超大国に挟まれたポンコツ王国といってまず思い浮かぶのはオネアミス。
大国ほど強くないのに、妙に立派な街がある。エモい建物があり、軍隊があり、研究機関があり、神様を信じる女の子を小馬鹿にする酔っ払いがいる。
そして、その古い世界の隙間に、科学技術だけがトトロのネコバスよりスピーディーな勢いで入り込んでくる。
ガリツィアにも、なんとなくそういう「古い世界の中に雑に未来が混ざっている感じ。しかも永久に溶けない…」感じがある。
そして東ガリツィアの劇の上演記録歴史を見ていくと、さらに面白い。
ポーランド語の《ハルカ》《幽霊屋敷》があり、
ウクライナ語の《ザポロージェツ・ザ・ドゥナイェム》があり、
さらにイディッシュ語の《シュラミス》まで出てくる。
ポーランド語、ウクライナ語、イディッシュ。
いろんな言葉の舞台が同じ土地に重なっている。
その一方で、フランコが1890年代に描いたのは、20年ほど前の山麓の村。
……なんなんだ、この土地。
しかも元の題名は『ジャンダルム』だったらしい。
いや、これは今は考えない。
『喪われた幸福』なんだから、まずは幸福が喪われる話として観る。…あれ、なくなった幸福だっけ?
1890年代の『マディソン郡の橋』。
すべてを忘れて劇場に身も心もダンクするつもりで♪(ちゃんと帰るよ)
ただ頭の片隅に、
クラクフ → リヴィウ → ドロホブィチ → ナフイェヴィチ → カルパチア山麓
という地図と、『ビー・バップ・ハイスクール』を置いておく。あれ?カウボーイビバップだっけ?
あとは劇を観てから考える。
これはかなり楽しみ♨️