公演情報
クロムモリシタン「歌を歌わないように食べる昨日 」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
一見すると、何の話をしているのか分からない。
…タイムスリップなのか、記憶喪失なのか、戦争なのか、夫婦の話なのか。
けれど、考えてみると、この作品は「ハイスクール!奇面組」みたいなものなのかもしれない。
唯一無二の男たちがいて、世界そのものが妙におかしくて、最後には「実は夢だった」という、あの感じ。
あれがもし恋愛だったとしたら。
誰かを好きになったことそのものが、現実と夢の境目をぐにゃぐにゃにしてしまったら。
そんなところから始まる物語として見ると、少しだけ輪郭が見えてくる。
もう一つの杭になるのが「ゴドーを待ちながら」。
もちろん、この作品がそのままゴドーに似ているわけではない。
ただ、「人の不在」が、残された人の時間を支配してしまう、というところでは確かにつながっている。
待っている相手が来ないからこそ、その不在について人は何度も物語を作るのだろう。