解ける/恍ける 公演情報 セカイアジ「解ける/恍ける」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    『解ける/恍ける/ずっこける』
    『解ける』と 『恍ける』で作・演出が異なる理由が解せません。それぞれが勝手に作るはずもなく、実質的には共同作業か、どちらか一人の主導でしょう。

    なんでこんな短編2編のような表現にしたのでしょうか。奇をてらったようにしか思えません。

    盛り上がりに欠け、ずっこけました。

    ネタバレBOX

    殺人みたいな事件が5分、その背景を1時間40分、殺人みたいな事件のオチが5分…、最初と最後が『解ける』、途中が 『恍ける』ですが、これは一つのお芝居です。

    愛人の子供たちがお金欲しさに本妻の子(女性)を殺そうと画策する話。上品そうな話し振りで父親が地方の名士ということが分かり、それなりの雰囲気はあります。

    今後の展開に期待を持たせますが、その後は時間稼ぎのように怪奇風な行動が続くものの一向に盛り上がりません。

    そもそも、このきょうだいがなぜ精神を病んでいるのか良く分かりません。そして、精神を病んでいるからかもしれませんが、なぜこんなみえみえな殺人をしようとするのか不思議です。

    きょうだいの母親が20数年前に本妻の赤ちゃん(長男)を殺して蛸壺に遺棄したことをことさらに特徴づけようとして観光客を登場させ、この集落にかつて蛸壺を使った人身御供の風習があったことをあぶり出していましたが無理やり感がありました。

    せっかく誰にも内緒で一人旅に出たと言っている観光客なのですから、処理に困って三女の疑似恋愛の対象にするのではなく、ここはおどろおどろに使ってほしかったと思います。

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    2011/03/19 23:43

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