北九州演劇フェスティバル2011 『京町小屋 寄席』 公演情報 北九州芸術劇場「北九州演劇フェスティバル2011 『京町小屋 寄席』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    なんかいいですよ、こんだけ観れて無料だし!
    京町商店街の空き店舗を活用した京町小屋。決して広いとは言えない空間ながら素敵な“表現space”となってました。
    オープニングを祝うクラッカーを観客&スタッフの方々で鳴らすという
    セレモニーなどもありまして。

    ネタバレBOX

    本日、拝見したのは3作品。
    「垣内美紀+牧野内ひろみ ~小さなクラゲのセッション~」
    今回がおふたりは初共演だったとのこと。
    垣内さんの舞踏を観るのは「のびるしくみ」以来か?
    当然ながらまったく違った身体表現。
    等身大の肉体から放たれる静なる動と動なる静。
    通りから流れ込んで来る足音、会話、音楽という日常と
    舞踏手の魂が浮遊する非日常とのクロスオーバー。

    「village80% ~インプロ・ゲーム~」
    高山力造さん作の「Re:Reset」以来、ずっと気になっているvillage80%初見。
    (あのパフォーマンスを以って初見というのは?だが。)
    脚本はなく、観客から提供されたセリフの一部とシチュエーションからなる
    即興芝居。
    シチュエーションにそぐわないセリフが飛び出すたびに
    客席からは大きな笑いが。
    それをうまく取り込み次につなげると、笑いとともに
    「お~っ」、「ほぉ~」という感嘆詞。
    クールかつスマートな瞬発力。
    ぜひ近いうちに北九州でも本公演を!

    「おやじフレーバーズ ~おやじのフレーバーとダンスをどうぞ~」
    すいません、こちらはほんの少ししか観てないのですが。
    2009年の北九州芸術劇場「月1ダンス部」­番外編「おやじカフェ」に
    端を発する「おやじフレーバーズ」。
    今回に限らず市内のいろんなイベントでよく見かけます。
    単発に終わらず、発展継続して街の賑わいにも大いに寄与されているのは
    この町に住む者として嬉しいです。

    「2億4000万の瞳」に乗って踊る“おやじ”な方々。
    郷ひろみも真っ青なジャケットプレイを披露。
    放り投げたジャケットが2階の庇にひっかかるという、
    ライブならではのハプニングもあり。
    小屋をはるかに飛び出し、商店街の入口まで疾走する爆発力あふれる
    パフォーマンスでした。
    「おやじカフェ」の振付などを担当されていた伊藤キムさんのお姿も。

    あと5日開催されるので、興味を引かれるものは極力見に行きたいですね。

    少し気になったのは、商店街のスピーカーから流れる音楽。
    通る人々の会話に関しては手の施しようはないし、「効果音」的にも感じたのですが、音楽に関しては特に「小さなクラゲのセッション」のような静かなパフォーマンスのときだけでも、商店街との協力の下、なんとか。

    あと会場の都合上、入場できる観客にも限りはありますが
    勝山橋付近の人通りが多いところからでも見えるような、
    「なんかやってるぞ」というようなもの(看板とかチラシとか。)が
    あってもいいんじゃないかな、と。

    “京町小屋”を観て「人生が変わった」という人が出てきたらおもしろいんで
    そんなきっかけをさらにバラ巻く意味でも。

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    2011/03/06 00:27

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