チュラル 公演情報 がらんどう「チュラル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    『チュラル』は、3つの作品が並ぶコンテンポラリーダンス公演……と思って見ると、途中で足元をすくわれる。

    ネタバレBOX

    最初と最後は、身体の動きが洗練されたコンテンポラリーダンスとして、しっかり成立している。ところが真ん中は、二人がラジオを聴きながら、噛み合わない会話を続ける。

    グダグダしている。 
    なかなかダンスにならない。

    しかもこのやり取りは、完成した作品の前段階のやり取りを、そのまま舞台に持ってきたようにも見える。

    「……そう言えばダンスはできたけど、よく考えたらダンスの元にした3週間前のあのやり取りのほうが面白くない? 
    そう言えばビデオあったっけ? 
    あれ、そのままやったら面白くない? 
    逆につまんなくなっちゃうかな? 
    でも、まあ、やってみよう!」
    ……みたいな気がする。

    完全に推測ですが(笑)。

    本当にそうなのかは分からない。けれど、台詞を抜いて身体の動きだけを追えば、そこには確かにダンスの原型らしきものが見えてくるような……。

    いや、これはただ人間が動いているだけなのかもしれない。

    …そもそも、ダンスって何なのか?

    そんな疑問を抱えたまま、また最後の作品では見事なダンスに戻っていく。

    5人の身体は高度に訓練されているのに、ユーモアや妙な間、本人の癖が突然顔を出す。作品を見ていたはずが、いつの間にか人間そのものを見ている。そしてまた作品に戻される。

    『チュラル』は、ダンスを見せる公演であると同時に、「ダンスとは何か」を実験している公演なのかもしれない。

    なんか本当、めちゃくちゃ面白かったし勉強になりました。

    普通の作品制作なら、
    ノイズを削る

    整える

    洗練する
    となるところを、急に途中で

    ノイズも入れます
    癖も入れます
    間も入れます
    噛み合わなさも入れます
    グダグダも入れます
    ついでにラジオも入れます
    はい、全部盛りつゆだくで

    みたいな(笑)。

    そしてまた削ぎ落とすみたいな。ちょっと普通のスキルではできないような…

    どうもありがとうございます(笑

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    2026/08/22 23:51

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