The Dead Father 公演情報 劇団山の手事情社「The Dead Father」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    単純にオモチロイ!
    バトルフィールドというオンラインゲームが舞台。主宰のトークでは台本を使わずに芝居を作るといった考え方で、理由は、身近にあることに対して敏感に感じるようにならないといくら台本を読んでも鈍感な役者は演じることが難しいということだった。勿論、舞台で演じられる数々の寸劇は研修生自ら考えたものが多いとのこと。客席は超満員。その客数に応えるように、舞台は不条理、コメディ、ホラーな要素も含め素晴らしく楽しい舞台だった。はっきりいって去年よりグッド!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語はチャットから始る。ログインしたメンバーはこの時点からバトルフィールドの世界にどっぷり。ブラコンの妹の思いや、マジカルタオルネタや台湾バナナの独り言など、寸劇が続く。「寸劇というとまあ、面白いけれど内容があまりないなぁ。」みたいな劇が多いなか、彼らはきっちりと演じる。しかも超オモチロイ。

    寸劇のコマは繋がっていない。だからオムニバスではないが、20コマ以上もある寸劇はちょっとした4コマ漫画に色を付けた世界だ。負のパワーも正のパワーもひっくるめて落とされた爆弾のような凄まじさがある。まるで観客に殴り込みをかけたような舞台だ。

    寸劇を見てこれだけ満たされた舞台を観たのは始めてのことだと思う。社会の下層にいるしょうもない人間が這い上がろうと足掻いた挙句、破滅したり、惨めに死んだり、それでも生きていこうと決心するというのが名作で、やがて古典になるなら、この演劇は小古典に充分値する。

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    2011/02/26 18:07

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