満足度★★
GACKTファンでなければ
ダルダルのお芝居としか思えない。特に殺陣のシーンがひどい。派手な音楽とバックの映像でごまかしているのが悲しかったです・・・・・。GACKTは立ってるだけで絵になる役者なんだから、もっと様式美を利用した、クラシックな演出でも良かったんじゃないかな。GACKTの衣装も酷かった。ラメ入りの帯って何?眠り狂四郎って言ったらやはり大きな白い紋付きの黒羽二重に白襟、白い帯。(献上博多?) 狂四郎のニヒルさは、こうした端正な衣装によってより引き立つし、その出自やニヒルさに何らかの意味があるようで、ミステリアスさが増すのだと思うけど。それに殺陣のシーンでそのきっちりした襟元が乱れたりするのがいいんじゃないか~!そこが男のセクシーさであり、ダンディズムなのに。あれじゃ街のチンピラといっしょだよ。刀の拵えも酷かったな~。黒鞘白柄が基本でしょう・・・・。
衣装担当の人はなるべく新奇なものを、と考えるのだろうけど、いい男には変ったものなんていらない。あの衣装を選んだ時点で、このお芝居は失敗だったと思います。