第2回せんがわ劇場演劇コンクール 公演情報 せんがわ劇場「第2回せんがわ劇場演劇コンクール」の観てきた!クチコミとコメント

  • プレ公演から表彰式まで
    観てみた。学芸会みたいな(悪い意味ではなく、本当に小学生が店員さん役やったりしてしまう劇なもんで)芝居やら、シュールな内容やら、お笑い系やら、いろいろだったが、コンクール部分は「FC東京のある“まち”」という統一テーマの8作品(もちろん「FC東京」はJリーグのサッカーチームのこと)。最初はたった30分かと思ったけど、助かりましたよ30分で(笑)……というのは、半分は冗談だけど、演目によっては、地元のお年寄り風の人が憤慨して帰途につく場面も目にした。私はその作品は好きだったけど、気持ちはわかる。私的には、無茶なテーマによる内容のかぶりかたとか、逆に発想の面白さとか、比較できたりして興味深かったけど、「地元のみんなが楽しめるイベント」の方向なのか、「ちょっとマニアな演劇祭」にするのか、あるいは両方だけど区分けするのか、いずれかに舵をとって決めていかないと、出る方も観る方も混乱しそうな気がした。上演時間30分は、参加団体への間口が広がるし、使い方に慣れれば、“秒殺”ならぬ“30分殺”の傑作が生まれる日が来るかも……!?

    ネタバレBOX

    審査員の林あまりさんの総評が最高に良かった。上演後に楽屋に来た友達が「とてもよかったよ」とだけ言ったら、良くなかったのだと思うべきだ、から始まって、「もっと自分以外の劇団の芝居を観るべき」というアドバイスや「入賞を取り消そうかと思った」や「こんな内容の脚本は信じられなかった」みたいな内容まで実に辛口(しかも、本人は「かなりマイルドにしたつもり」の弁)で、的確。多くの観客が思っていても言えない(あるいはズルいから言わない、もしくは他人のことなんてどーでもいいから言わない)ようなことも言ってくれて、わきあいあいの授賞式のムードを台無し……じゃなかった、ぬるま湯から一気に引き上げてくれました。実に貴重なコメントだったと思う。酷評された劇団も、腐らず、糧にして欲しいなあ……。

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    2011/02/13 23:07

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