梅沢富美男  特別公演 公演情報 明治座「梅沢富美男  特別公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ド派手な旅芸人一座って感じでした
    大きく3回に分けて
    1部は芝居 十八番の与五郎シリーズ
    2部は瀬川瑛子オンステージ
    3部はバラエティー舞踏
    でした
    まー、キンキラキンで光物の多い舞台衣装が印象に残りました。
    芝居は割りと役者人気に寄りかかった笑いでしたが
    観客を楽しませようとする姿勢は最後まで1本筋が通っていて愉しめました。
    瀬川さんと舞踊は、本当に派手で豪華で、
    日常とか平凡という言葉が吹き飛ぶような舞台でした。
    客層はシニアの女性層が多く見受けられました。

    ネタバレBOX

    (わーい、やっと休みだーっと。 すみませんワタクシ事ですね嬉しくてツイ)
    あーさて

    1部 浅草の大店の放蕩息子”与五郎”が、
    大阪のオバの店へ100両という運転資金とテコ入れに旅立つも、
    箱根にて盗人に身包み剥がされて命からがら逃げ帰ります。
    その時宿場に着くまでの道中で狼の声がして怖くなり、
    盗人からガラクタの脇差一振りを貰います。
    江戸の店に帰って事の低落を報告し休んでいると、
    店の主人と碁を打ちたいと馴染みの骨董屋が来まして、
    先ほどの脇差見せると500両で買取り。
    主人は与五郎に500両お前のものだと渡します。
    与五郎100両は取られた店の損だと主人に返し。
    残りの400両を盗人に返しに箱根に行きます。「いくら落ちぶれようとも、
    盗人の上前をはねる訳にはいかない」と。
    盗人の家に行き400両渡して語るともなく身の上話を聞くと、
    なんと盗っ人は生き別れた7つ上の兄だと判り。
    お前のいる大店に盗賊の兄がいてはと自刃して果て。
    神戸の大店から浚って自分の女房にした娘を、
    生まれたばかりの赤子と共に与五郎に400両託して召捕られます。

    大店の主人の16の娘が瀬川さん!
    着物が重くて、座ると独りで立てず難儀に周囲で抱えて立たせてました・・。
    長い睫毛も簪の飾り紐がくっつくし、
    台詞忘れたか演出か、「瀬川さんの台詞の番ですよ」と声かかるし(^^)。
    見事なお笑いキャラに仕上がっていました。
    で盗っ人の20歳の女房が中村玉緒さんでした。
    まー気が緩むと台詞間違えるは踊るは、
    楽しませてくれました。

    2部 初め赤い海老マヨの様なドレスで登場した瀬川さん。
    早変わりで振り袖姿に変身。新曲の披露と売り込みいたします。
    ドラムのだんな様とパーカッションの旦那の親戚等も、
    司会の梅沢さんと絶妙に紹介し合い。
    早変わり隠す扇子の値段やら(\36000)、
    バックダンサーの足踏んで骨折させたりした話など、
    愉しくステージ進行されてました。
    そしてなにより照明が見事でありました。
    うーん職人芸!って思いました。

    3部 銀ラメの着物とか、空中吊り上げとか、巨大な龍とか。
    なんとも派手な舞踏でありました。
    合い間の座長口上にて(足の怪我で椅子に腰掛けながらの話でした)、
    亡き母上の13回忌であり、母の形見の着物着て、
    母の好きだった草団子の宣伝に、夜の部無いの忘れ。
    いつも通りの発注した「アイスモナカ」売り切る為に、空調温度を上げた事など。
    正直に笑いにして宣伝してました。
    (各劇団の座長さんとか会計さんは見習うべき点になるのでは?)

    ターゲットを明確に絞った商戦に、
    旅芸人をして世間渡り歩いてきた前座長からの商売人の根性を、
    見せて貰いました。 凄かったです。

    アザトサに、星いくつか引こうかとも思いましたが。
    あそこまで清々しくやられると、もうどうでもいいです(^_^;)。

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    2011/02/11 03:38

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