【 公演情報 早稲田大学演劇研究会「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 犬を追いかける。
    犬と串も始まりは作・演出家を含めた4人芝居だった。今回の4人もそれぞれに全く違う武器を持っていて、ちゃんとそれを使いこなしていた。正に少数先鋭。
    テンポと勢い。とにかく笑わせる気満々。空振りしてなくて一発一発が効いた。ジャブ程度でいいネタもボディブローかアッパーのつもりで打ち込んで来ていた。事前にこういう作風だろうというイメージは少しあったけれど、それだけでなく物語性も放棄していなかった。ネタがやりたいだけじゃなくてちゃんと本が書けていた。そして最後の最後で後味の悪い余韻を残してくれた。これがただ笑いだけなら、軽やかにすぐ忘れてしまったはず。締めは大事。上手かった。彼がまた何かやる時には事前にもっと周りに言い触らしておきたい。

    ネタバレBOX

    寸前まで大音響を流しておいて次の場面の人物登場時にカットアウトさせて緩急を付けるのとか、基本的なテクニカルだけどそれだけにちゃんと使えば効果覿面。いやー、大人数でやるのも観たいな。でも作・演出家自身が役者としてかなり出来る人だから、出演者に求めるハードルも高かろう。
    学生演劇のカンパ公演では普段あげないまま場を後にする事が多いんですけど(面白くなかった場合ね)、内容も満足だし舞台美術もしっかりしてたから絶対お金かかったんだろうしで気持ちよくカンパ出来た。ワンコインでごめんね。

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    2011/02/08 18:41

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