公演情報
劇団チョコレートケーキ「帰還不能点」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
2026/05/30㈯昼の部鑑賞
小説「昭和16年夏の敗戦」がベース。迫力満点の芝居に終始圧倒されました。
クスッと笑える場面も散見され、2時間10分があっという間。
大満足の公演でした。
最後に元総力研の一人一人が意気込みを語るシーンは、映画『生きる』のラストシーンで区役所職員が今後の抱負を力強く語る場面を彷彿とさせてくれて、爆笑しそうになりました。
みんなで酒に酔って気勢を上げても、明日シラフに戻れば普通の小市民に戻ってしまうのだろうな、と。
「ミネルバの梟は夕暮れに飛び立つ」と言われます。
状況悪化の帰還不能点がどこだったのかは後から分かるものであって、渦中にいる者は誰一人分からないこと。
そしてポイント・オブ・ノーリターンを越える推進力は「保身を図る見て見ぬふり」であり、「善人の不作為」であることがよく分かる作品でした。