満足度★★★★★
人間の性(さが)、鬩ぎ合い。どうしようもなく引っ張られる運命に巻き込まれてゆく余りに無防備で不器用な登場人物たち。舞台上で正にギリギリの鬩ぎ合いを繰り広げ、一瞬たりとも目が離せない。役者陣のレベルが高く、その瞬間を覗き見している錯覚に襲われる。高度に練られた作品や演出も際立つ。終わってしばらく作品の重さから抜け出せず放心状態だったのは久しぶりだ。
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2007/09/10 04:36
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