蟹工船 公演情報 劇団俳優難民組合「蟹工船」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    檻に閉じ込められた透明な蟹たち。その手足がもぎられていく様が不可視化される労働と搾取とシンクロする。
    俳優の白塗りが徐々に浮いて素肌がみえてくることもまた過労によって剥がれ(あるいは目覚め)ていく精神を表象する様で。会話というより様相が際立つ演劇だった。空調の干渉もあり労働者同士の会話がやや聞き取りにくいのだが、それらが上に聞かれてはならない声であるがゆえにある種のリアリティにもなっていて前のめりで傾聴。多喜二の最期も含め胸糞悪さは織込み済みだが、野球部から国政に至るまで暴力と搾取の絶えぬ現代社会の再現にも見えて、背中が冷えた。個人の感覚的なことなのだが、ウエストエンドスタジオって完全暗転した時ちょっと怖くて毎回少しビビりながら向かうんだけど、『蟹工船』はめちゃくちゃハマってたと思う。ちなみに中野で言うと、テルプシコールも怖め。どちらもなんとなく怖くてドキドキってだけで決して嫌いじゃない。

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    2026/05/30 17:44

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