愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸 公演情報 劇団扉座「愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/05/30 (土) 13:00

    座席1階

    さまざまなプロットを最後に至るまでに回収できる、ユニークな作品だ。「裸の王様」「ドン・キホーテ」をベースにした物語で、現実と妄想の世界が溶けだして混ざってくる不思議な感覚を味わえる。

    タイトルが象徴的だが、これもプロットの一つ。「愚者には見えない」というところが明かされるのだが、果たして本当にそうだろうかとも思う。ある意味「愚者だけが見ることができる」とも言えるのだと思うからだ。
    5月中旬からの公演期間で、役者たちは3チームに分かれて舞台を支えた。自分が見たのはAチーム。主役の王様は、扉座主宰の劇作家横内謙介と高校の同窓生である岡森諦だった。2時間、ほぼ出ずっぱりの中で、年齢を感じさせない熱演でよかった。3チームでは、俳優が別の役をそれぞれのチームで演じており、扉座の俳優たちの高い力量を示していると思う。歌唱や踊りもたっぷりあって、熱量のこもった舞台である。

    裸の王様とかドン・キホーテということで、現実とは別世界のような印象を持って劇場に入ったのだが、これが結構な現実味を帯びて表現されている物語に仕上がっていてさすがだと感じた。「校内暴力」が出てくるところには、劇作家が生きた青春時代を感じさせる。客席には若い人たちも多く、ひょっとしたら「校内暴力」と言われてもピンとこない人もいたのではないか。

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    2026/05/30 17:04

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