御名残五月大歌舞伎 公演情報 松竹「御名残五月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「仁左衛門の盛岡」


     大阪松竹座のさよなら公演の夜の部は仁左衛門の「盛綱陣屋」で幕を開ける。

    ネタバレBOX

     豊臣方と徳川方に袂を分かった真田信幸・幸村兄弟を近江源氏の佐々木盛綱・高綱兄弟に当てはめ敵味方を超えた兄弟愛を描いた時代物の大作である。盛綱(仁左衛門)の一子小三郎(秀乃介)が高綱の一子小四郎(種太郎)を生け捕りにする。母の微妙(魁春)に小四郎を討ってほしいと申し出た盛綱だったが、そこへ高綱討ち死にの知らせが届く。やがて陣屋にやってきた北條時政(歌六)のもと高綱の首実検が行われるが、それが偽首とわかったうえで小四郎は切腹するのだった。

     仁左衛門の盛綱は前半で見せた敵対する兄への厳しい口調と、後半で我が身を犠牲にして切腹した小四郎に見せる気遣いが対照的でドラマティックである。特に瀕死の小四郎の顔を下から覗き込むところが情愛したたるばかりだった。

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    2026/05/22 10:47

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