公演情報
SPAC・静岡県舞台芸術センター「王女メデイア」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
駿府城公園での野外公演、祝祭性はいや増しギリシャ悲劇に相応しい。ちょうど5年前の「アンティゴネ」が初であった。今回は前日予約に失敗し当日券で観たが、どの席で観ても良い感じである。ただ予想外に寒く、自分は念のため持参した上着と、配られたホッカイロがうなじに当たるようタオルを巻いて、凌げた。(劇の最終盤、宮城演出の真骨頂であったろう場面の直前、ついに耐えられなくなったらしい私の前の客がいそいそと退出していたのは可哀想であった。)
宮城總演出と言えばプレイヤーとスピーカーの分離、本作もその形式であったが、冒頭その役の割り振りを男性連が行なう場面があり、丁度ギリシャの市民階級(今で言えば貴族?)の傲慢で下卑た大人像というのを面白おかしく提示。この部分がラストで回収されるのである。メデイアの苦悩は異端者(征服地の異邦人)のそれであり女性のそれである。