公演情報
深海洋燈「東京金魚」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
新しく登場したテント芝居の3年目。
場数を経て色んな部分にこなれてきて、練られてきた部分あるなって思えました。
桟敷席が今までは完全にフラットだったと思うんだけど、今回は段差があって、だいぶ快適性や見やすさ上がったんじゃないかな。たぶん桟敷はフラットのほうが人詰め込められるから有利なんだけど。
桟敷席、特に最前列のつば被りを選んだら、水を浴びて濡れるのはもう完全に自己責任です。
カッパじゃ防ぎきれない。濡らしちゃいけないものは持って行かないか、ビニール袋に包んできちんと封をしましょう。
自分も初年度には迫力を選んでびしょ濡れで帰ることになりました。でも、楽しかったから不満無しですけどね。
後方の椅子席が全体を俯瞰で見やすくて、腰にも優しいかな。
アングラへの愛をたっぷり感じるんだけど、今年のはフェス感が強くて。
総合芸術として、すごい素敵だった。
特に、今回は史椛穂さんを真ん中に据えていて。
役どころか芝居全体が史椛穂さんへの当て書きだと思えるほどで。
この方の繊細な表現力、情熱をたっぷりと観られて、本当に素晴らしかった。
金魚(主人公)の内面世界を、差別や戦争といったものを織り交ぜながら描く一幕。
幻想的で詩的すぎるので、やや見る人選ぶところはあるかも。
その一幕で金魚の正体がわかって、二幕はそこからのショータイムに。
幕間の休憩時間では、アルコール含む飲み物の販売があって。
二幕は静かに見ないで、大いに盛り上がってねってアナウンス。
そこで始まるのは美も猥雑さも悲哀もある、次から次のダンス。ノンバーバルの芝居もさらっとあるよ。
正直、前の二作は、二幕が解体寄りの構成でして。
アリなんだけど、やや物足りなさもあったんだよね。
でも、今作は、一幕の終わりからおぼえる観客の衝動に、これでもかと応える二幕で。
それでね、ショウだと油断したところで、最後は一幕の芝居へと還っていく。
これは、本当に美しい構成で満足度高かったです。
役者の全力の表現、とんでもない運動量、素晴らしかったなあ。