ガールズ&ボーイズ 公演情報 新国立劇場「ガールズ&ボーイズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    何時からか演劇関連情報がネットのブラウザを開けば届くようになり、本作もそれで知った。増岡女史の回を観るつもりでいたのだが、オーディションで勝ち取った増岡の枠は真飛の半数(当初オファーしてた真飛の出番を半分には減らせないだろうと)。
    何のかので結局真飛聖バージョンを観劇(もっとも開演直前までは増岡回と勘違いしていたので不意を突かれた。あーそっだったー・・と、些か落胆したのは増岡ファンだからではなく約10年前見ていたので変化を見たい、比較したい欲求のため)。
    一方真飛女史の舞台は未見だが宝塚の男役トップの履歴から、ある程度想像の範疇。そしてその通りの立ち方であった。が、その流暢さ、変化への柔軟さ、2時間の耐久時間一瞬のダレもないスタミナには圧倒された。

    一人芝居が持つポテンシャルに瞠目。役者を見せる芝居でもあり、文学座増岡氏の残り僅かな機会、やはり観たいとリピートを考えたが断念した。
    真飛が本作で描いた女性のキャラと合わないな、と感じたのは序盤だけ、それは主人公が破茶滅茶な十代を送り、故に学歴と言えるものもなく、ただその生活とは自らの気づき、直感でおさらばして「夢」を持とうとした「汚濁から抜け出た」来歴から。彼女は映画業界の端っこの端っこにでも食らいつこうと、受けた面接で持ち前の機転でアピールし合格した、というエピソードは二番目だったか。芝居は数ピースに分かれ、暗転で水分補給の間が設けられるが、冒頭のくだりの最後は偶然出会った夫との馴れ初め。破茶滅茶できる女=そこそこの容姿、地頭の良さを想像させ、そっちの感覚が鋭敏なので結婚も早い・・。最悪の出会いからのギャップに萌え、夫をゲットしたが、ベンチャー的な隙間産業(車両関係の)に成功した彼とは、彼女自身も夢を追い、自立した大人同士の関係に満悦。子育ての苦労もあるが、自分が惚れた相手と夫婦になった、との認識であった。
    この前提が、後半瓦解して行く。
    話は彼女の忌憚ない糊塗のない具体的なもので、主観的にはどれもが「真実」。子供(上は女、下は男)の性格特徴もえらく具体的で賢母とは言えないが必死に関わる。仕事も頑張る。
    作者が想定したキャラは、幼い頃から自由を求めた故の苦労人、手持ちの財産(知的にも金銭的にも)の乏しい身分で二十歳前後、ゼロ(いやマイナス?)から人生を始めた女性、世間的尺度では敗北だがそれを認める前提知識も経験もない故に「楽天的」。だから後になって発見する事になる真実もある。。
    真飛女史は前向き楽天性を良く表していた。ただ優等生にも見える。増岡女史はどう見えただろうとやはり想像してしまう。

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    2026/04/26 08:58

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