Once more, 公演情報 VOGA「Once more,」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    未見の団体(VOGA-舞台芸術集団)だったが、観応え十分。公演を敢えて前半と後半とした場合、前半はダンス(VOGAでは「動作」と呼ぶ)、後半は物語(演技)といった観せ方だが、その視覚的違いが融合していくような面白さ(独特の世界観)がある。実は前半の動作は 公演における情景であり心情を表しており、後半の物語で血肉の通った人物像が立ち上がっていく。

    物語は人の生き様、自然環境から社会平和まで広範な問題を提起しており、その提示する出来事が現実に起こり得る そんな隣り合わせにあるもの。それだけに興味深く 怖さもある。フライヤーに主宰の近藤和見 氏が「境界に寄せて--というタイトルで『と、ある港町の物語』・・それは現在から未来の日本のどこかの港町」とある。しかし劇中では過去でも未来でもない、今の物語と言う。それは風景的な 曖昧な境界ではなく、人間の曖昧な選択 もっと言えば誤った選択に警鐘を鳴らしているようだ。

    VOGAの特長である「動作」、その体幹はしっかり鍛え上げられ、纏う衣裳等にも意味合いを持たせている。例えば海の表現、2026年(現在)は「深い海」という役名で浮遊感ある布地にエメラルドグリーン、2066年(未来)は「浅い海」で同じような布地だがライトブルーといった違いがある。その40年の間に環境が悪化し漁業の生態系が変化したことを表している。映像や音響/音楽そして照明など演出にも細かい工夫が凝らされ 実に見事。
    (上演時間2時間15分 休憩なし)追記予定

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    2026/03/29 00:06

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