繊維葬失 公演情報 人文借景「繊維葬失」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    早稲田大学の敷地内で上演された企画公演。架空のオートクチュールデザイナーをモチーフに、それにまつわる作品や資料の展示会と、演劇の上演会がセットになっています。企画の中心にいるのが架空の人物のため、基本的にフィクションであり、意図的に創作された内容で構成されています。展示会には、人物の年表、肖像、作品などが置かれ、上演会は、同じ会場内で行われ、出演者がその展示会を訪れた設定で進行します。

    ネタバレBOX

    公演資料を読んだ時に、その企画性に惹かれました。演劇公演の見せ方として新鮮に感じたし、演劇は「いない人の話をする」ことに向いています。アイディアの広げ方にも複数の可能性があると思いました。展示会の中を覗くと、笑いにウエイトを置いた内容に見え、コメディ要素が強い印象を受けました。後半の上演会では、その展示会を訪れた大学生が「分からないこと」をテーマに短編を上演します。この内容も、いわゆる「あるあるネタ」のような雰囲気で、やはり笑いにウエイトを置いており、展示会を含めて全体的に笑いが強めかなぁ…と思わせつつ、最後の最後に「分からないことこそ面白い・惹きつけられる」というシリアスなシーンで締めていました。公演趣旨や企画性も理に適っており、本人たちがやりたいことの輪郭もはっきりしていて、そこへ等身大の問題意識を投影し、コミカルでありながら、それ一辺倒ではない作品。全編を通して、そんな印象を持ちました。

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    2026/03/14 11:03

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