満足度★★★★
佐々木蔵之介さん一人劇団TEAM申第4回公演。大杉蓮さんさすが緊迫の二人芝居。
2010年最後の観劇は、これでした。
佐々木蔵之介さんが、やりたいことをやるために
旗揚げした一人劇団TEAM申の第4回公演。
今回は第2回公演作品(観ました)の部分改訂版で、
共演者が仲村トオルさんから大杉漣へ、
劇場も赤坂REDTHEATERからPARCO劇場へ拡大。
小劇場にあっていた作品なのに大丈夫かなと
少し思ってましたが、全く心配なし。
二人だけでもその緊迫の演技に魅入られっぱなしの
濃縮された充実の90分。
さすが大杉さんです。
「重病の娘を持つ父親」というシーンが急に始まっても
一瞬でその役になり瞬時に観ているこちらが泣けてきた。
初演時設定の兄弟は親子になり、
話もシンプルに整理されたそうですが、
確かにストレートに伝わってくるものがあった。
良く考えると結構無理がある設定なんですけれど
それは、二人の輪廻転生物語のためのお膳立てのようなものか。
大杉さんはこの日の夜の東京千秋楽公演のあと、
紅白に出てましたね。
確かに渋谷だからNHKホールに近いか。
「ゲゲゲの女房」の主人公の父親役も良かったなぁ。
あと、さすがに初演時の楽屋落ちだった
「登場人物の名前がウルトラセブンのウルトラ警備隊員」
という楽屋落ちルールは変わったようですが、
「アマギとフルハシ」は残ってましたね!!
しかも親父は素行不良なフルハシが嫌いだっていう…。(笑)