劇団狼少年第十五回公演「晩カラ学校」 公演情報 ravencompany「劇団狼少年第十五回公演「晩カラ学校」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/22 (日) 13:00

    ど直球を食らって久々にボロ泣きした。
    ある程度読める展開でどうしてこんなに揺さぶられるんだろう。
    削ぎ落した台詞と絶妙の間で、夜間中学が生き生きと動き出す。
    登場人物全員のエピソードがもっと知りたくなる。
    「晩カラ学校」ってタイトルが良すぎる!

    ネタバレBOX

    「アカシアの雨がやむとき」とか「勝手にしやがれ」が流れて、時代がわかる。
    夜間中学には、今日も様々な事情を抱えた生徒たちが集まってくる。
    指導に当たる先生も熱意をもって接している。

    あるとき夜間中学を取材したいと雑誌社から申し入れがあり
    地域の人たちに存在を知ってもらう良い機会だと、取材を受け入れたのだが
    それが思わぬ事件へと発展していく…。

    コンプレックスと希望の狭間でもがきながらも、もう一度学びたいと
    勇気を奮ってここへやってきた生徒たちの心情が描かれている。
    演じる役者さんの人物造形がくっきりしていて、一人ひとりに感情移入してしまう。

    奥津裕也さん、米本学仁さん、松本実さん、
    キャラにハマり過ぎてもはや素のようなたたずまいが素晴らしい。
    何も語られないのに、ここへ来るまでの困難な人生が透けて見える。
    「僕の夢」の作文でボロ泣きした。
    山本亨さんの先生役初めて見ました!(椿組と違う!)
    頑固で渋くて、結果いい先生じゃん!というキャラが見事だった。

    よくあるハッピーエンドではなく、苦味の残る切ない終わり方もよかった。
    「アカシアの雨がやむとき」の生歌がとても巧かったのと、
    大音量の「勝手にしやがれ」で歌い踊るところ、振り切れ加減に震えた。

    おでん屋の屋台や、教室の机・椅子の場転が流れるようであること、
    台詞を噛む人がいなかったこと、歌やダンスの効果が伝わってきたこと等々
    丹念に練り上げられた舞台だと思った。

    映画化のいきさつやクラウドファンディングの内容などを見ても
    作品を大切にする気持ちがひしひしと伝わってくる。
    魅力的なキャラたちが、今度はスクリーンの中でどんな風に生きているのか
    ぜひ観てみたいと思う。


    0

    2026/02/23 01:46

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大