公演情報
ゆく道きた道「エドヒガン」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
過去(1966年)と現在(2026年)を交錯しながら、嘗ての成瀬家(床下)を掘り起こし 埋蔵金を探し当てようとするが…。説明には、戦後の没落で屋敷を売るしかない成瀬家にとって、埋蔵金は最後の希望だったが とあるが今は郷土資料館になっていることから手放したことは明白。なぜ埋蔵金ハンター・成瀬はな が、結婚引退から久々に復帰したのかが肝。そこにシニア劇団らしい切実さが窺える。
成瀬はな は埋蔵金ハンターとして有名らしく協力者が多勢いる。物語は 実家を掘り起こすため地元へ帰ってきており、高校の同窓会のような賑やかさ。学生の頃から人気者、そして言い出したら聞かないタイプという人柄を早いうちに明らかにする。少し分かり難いのが、成瀬家の没落の理由というか原因が釈然としなかった。施政を揶揄するため地続きとして過去を批判的に描いたのであろうか。
時々 台詞の間が長くなること、他の人が被せるように話す(「オーバーラッピング・ダイアローグ」とは違うと思う)こともあり、台詞を忘れちゃったの と心配する(←杞憂だった)場面もあったが、全体的に ゆったり ほんわかと紡いでいく。勿論 今の立場や思惑から激論することもあるが、そこは気心の知れた仲のようで…。そこに この演劇ユニットの『咲き誇る経験、輝く舞台』のコンセプトが重なって見えるような。
少しネタバレするが、ラストシーンかと思っていたら、暗転後 さらにワンシーン続く。その意味するところが…数年経ったことなのかな?
(上演時間1時間15分)