劇団名はスウェーデン国王の名前からとった
とかで、同じ名前のついた劇団所有の劇場で上演。これがなかなか味のある劇場で、結構舞台が広い。舞台上の家も、天井もそれなりの高さがある4部屋と隣の建物の一部で立派なもの。話は両親を亡くし、助け合って生きている3人姉兄妹と家族同様の従業員、それを取り巻くおせっかいで気さくな街の人たち……という、いわば王道的設定。でも、家の2階なんて、ビジュアル的には室内が見えて面白いけど、物語的には見える必要全くないんです。でもそこに部屋が見えてるから、物語のスポットが当たっていないときにもそこにいる人は動きだけで演技しなきゃいけません。他にもにもそんな場面が多い。そのせいもあってか、なんだか舞台上の時間がゆったり流れている感じ(ちなみに、上演時間2時間30分で休憩もあり)。自前の劇場だけに終演時間を気にする気配なんて微塵もなし!? 芝居が、毎年恒例の出し物で、続き物になっていることもあり、「大河ホームドラマ」って感じでした。