阿部内閣 公演情報 オデッセー「阿部内閣」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    なっちー、健在!
    会場は男だらけ。しかもなんだか独特な臭い漂う。笑
    前列から7列目までは女は入る余地もなく、そこはかとなく聖地を思わせる陣取りかた。戦国武将かっ、おのれは!苦笑!
    彼らは体内から湧き出る夜光虫のような一種、独特の光を放ち、内なる光を貯めすぎて全体から怪しい光を発してるものだから、団体では青い炎となって上空まで立ち上っている妖炎をお気づきだろうか・・。

    ネタバレBOX

    物語は安部ナツミの夫である若手政治家が死んじゃったことから始る。ナツミは悲しみにくれる間もなく、弔い選挙の打診がくるが、これに乗り気になったのは、なんと死んじゃった夫だったのだ。

    彼は幽霊になってナツミの元に現われるが、夫の姿はナツミ以外には見えないというからくりだから、もう、既にコメディなわけよね。しかもなっちーったら、幽霊にも話しかけるわ、生きてる人間にも話しかけるわで、とんちんかんなボケかましちゃってる。笑

    しかーし、幽霊の夫がなっちーにあれやこれやと陰ながら、ってか、幽霊ながら力になって、とうとう総理大臣にまでなっちゃったサクセスストーリー。あまりのサクセスぶりに、ワタクシ、椅子に座ったまま仰け反って、物凄く仰け反って反転しそうだったけれど、舞台では暗転後、夫の願いが叶ったことで、夫は消えて居なくなり、なっちーの泣くヒロインぶりにワタクシももらい泣きしちゃったよ。

    「かつての街にも学校にも親切で温かい思いやりが沢山あって、みんなが幸せに生きていた。」というセリフや、「見ててよゆうちゃん(夫)、最高の総理大臣を演じてみせるから」の終わり方は絶妙ですっきりした。

    幕後、夜光虫らが一斉に手が千切れんばかりに拍手を贈っていた姿をなっちーは分かっているのだろうか?もしかしたら、叩き過ぎて血が滲んでいた輩もいたかもしれない。そんな彼らの気持ちを察して再々度、舞台に登場して欲しかったのだが・・。
    個人的には保田圭の演技に拍手!パチパチ・・

    0

    2010/12/24 18:19

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大