公演情報
Madada Inc.「少な少なに私す」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
少な少な…に私す。
削ぎ落とした無音の踊りで、ミニマムの極致、雅の欠片などないはずなのに、河原のような荒れ果てた場面を現すような舞台には、まるで応仁の乱のあとの平安貴族の屋敷が燃え尽きたあとの焼け野原でラフマニノフで踊る河原乞食のような美しさがあったと思う。
過剰の塊ともいえるラフマニノフを思い出すのは奇妙なのだけれど、石を落とす音、無骨で殺風景な音、がまるで戦争で落ちていく魂の音のようで、なんだかラフマニノフが生死の境のように鍵盤を叩く音を表現しているようにも思えたのだった。
漂う踊りからそう感じるのは奇妙といえば奇妙だけれども。