列車の車中と停車している駅が舞台
なのだけど、列車の走っている効果音がしばらく無いので、なかなかそんなイメージにならなかった。しかも、なんの情報もなく、いつの間にか停まったことになっていたりしたので、見る方は混乱するし(芝居の途中から走る列車の効果音が入る場面があったけど、入れ忘れていたのか?) 。せっかく列車が舞台なのだからもっと、列車の旅のムードを盛り上げて欲しかったなあ。その場その場に対応する(流されやすい?)編集者は面白かったし、すぐにチップを要求する車掌はある意味わかりやすい行動だから見ていて楽しめるのだけど、やたら尊大な男(声も不必要に大きい)となぜか列車の床で寝る女は、そんなことをする理由がわからないため謎の存在になってしまい、しかも謎が明かされず、単に中途半端な存在になってしまっていた。3人組の女性の会話は、テンポもよく、感情も伝わってきたので、もっとあのやり取りが見たかった。