公演情報
a・la・ALA・Live「第84回「a・la・ALA・Live」」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/12/24 (水) 19:00
a·la♪ALA♪Live観るのは、私は多分今回の第八十四回含めて3回ぐらいは観ていると思うが、全然マンネリ化しておらず、前にもましてごっちゃ煮と言うか、闇鍋的で、現代版寄席という感じを強く感じた。
現代的スタイリッシュさ、多様性、懐かしさがない混ぜ、渾然一体となっていてかなり詰め込んだ感じもしたが、大いに楽しめた、大いに笑えた。
冒頭のクリスマス·パーティーでは、どういったプログラムなのかと思ったら、役者の荒山昌子さんによるクリスマスをテーマにした滑る笑いも含めて、距離感のない元気なノリで、この後の多種多様なプログラムを楽しむ為にも、一気にその独特のトーク力で引き込んでいて、何となく巻き込まれていて、知らず知らずのうちに、ツボりやすくなってしまって、現代寄席に誰よりも乗りやすく、盛り上がりやすくなってしまって、荒山さんは人をノリ良くしやくするのが上手いと感心してしまった。
現代寄席の中で、間隔を何回かあけて3回出演したアクションパフォーマンス集団「NEMO」は、所謂アクション集団や忍者集団○○といったのとも違って、格好良いや様式美、常識や固定概念、規定の枠組みに留まらない独特のアクションパフォーマンスの世界観に引き込まれた。
忍者同士の忍具も用いた本格的なアクションから、かの有名なピンク・レディーの『UFO』をもしたかのような衣装で、非常に現代的でファンシーでコミカルで、どこかTiktokを撮っているかのようなオシャレで原宿的な感じが見事に融合した「Space Fight」という宇宙船内を舞台に繰り広げられるアクションパフォーマンス、刑事と犯人のチェイスアクションの「チェイス」というジャンルも雰囲気も違うアクションパフォーマンスを披露していて、そのバリエーションの豊かさにも驚いた。
それぞれの世界観ごとに、アクションに差をつけたりしているのも見事だったが、時々見せる連続バク転にも目を見張るものがあった。
2人が良い感じに水と油で、違う個性を出していて、愛嬌とアクションパフォーマンスが見事にバランスが取れていて、見ていて、見飽きなかった。
街頭紙芝居の紙しばいやもっちぃさんによる「ヤマタノオロチ」では、途中でバルーンの剣でヤマタノオロチを倒す場面で、ヤマタノオロチを倒す役を急に任されて、舞台に立ってバルーンの剣を振るうのが、急に私が任されたもので、すぐには心の整理がつかず、アタフタしてしまって緊張したが、そう言えば小さい頃にヒーローショーで怪人がやる企画に参加したことを思い出し、久しぶりに童心に帰れて、大いに楽しめ、大いに笑えた。
また街頭紙芝居「ヤマタノオロチ」の最後のほうで平和を訴えるような2025年戦後80年という節目ということもあるからか、そういったメッセージも織り交ぜられていて、考えさせられた。
江戸太神楽は、バランス芸、門付け芸、大道芸で、仙若さんの勢いのある話術に引き込まれ、芸の上手さとのギャップも楽しめた。
おめでたい芸も多く、晴れやかな気分になれた。
モロ師岡さんの1人コント「モロアワー」で、山中恒原作で映画化された『転校生』の中の階段でぶつかって男女の心が入れ替わるシーンをパロったような場面も多く、モロ師岡さんが『転校生』にかなり影響を受けているのかもと感じた。
しかも、よりトランスジェンダー的な在り方、巨体で太り過ぎた中年男と家が貧乏で、ドサ回り芸人から、更に落ちぶれて性風俗嬢になって思い悩んで、現状に絶望し、落ち込んで、諦めている若い女性の心が入れ替わるというような、社会問題も組み込まれており、大いに笑える場面も多くありながら、大いに考えさせられた。
太陽がくれた分度器の荒山昌子さん、島袋ぢぇみさん、鈴木ゆきをさんによる劇も、介護の問題、家族間のDV、そもそも露骨ではないが男尊女卑的な在り方、認知症の問題など、現代的切実な問題と向き合いつつ、家の中の押し入れに入り、しばらくしてそこを出ると過去にタイムスリップ出来るという少し不思議な話だったが、夫とも夫の年取って認知症発症中のお母さんとも上手くいってない中年女性が押し入れのタイムスリップを繰り返して、過去の若い頃の夫や夫のお母さんと交流するうちに、少しずつ自分も周りも変わっていき、最後大きくは変わらないものの、少しは良いほうに向かう展開のラストに感動した。
途中、大いに笑える場面も多くて、観ていて飽きなかった。