爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK 公演情報 ヴィレッヂ/劇団☆新感線「爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇団☆新感線の45周年記念興行で、更に10年ぶりの「チャンピオンまつり」が「いのうえ歌舞伎」と合体したことがとても印象的でした。新感線はこういうカテゴリ・コンセプトを大事にしてくれる劇団なので、観客としても事前にイメージしやすく、かつ見易さに繋がっていると思います。チャンピオンまつりは笑いを重視した、パロディやお決まりのネタを多く含んだ演目。いのうえ歌舞伎は重厚なストーリーと歌舞伎リスペクトの演出が特徴的な演目。このふたつのコンセプトがミックスされた、笑いと重厚さ、そして演劇への愛情がたっぷり詰まった一作に感じられました。

    ネタバレBOX

    実際にはなかったことを本当にあったことにする「俳優(わざおぎ)の極(きわみ)」という極意が登場し、登場人物たちはこれを駆使して物語の中を駆け巡ることになります。演じることが大好きで、幕府から歌舞伎を禁じられても尚、演じることを止めようとしない登場人物たち。演劇を愛する、そして新感線を愛する人々への感謝と、「うちらの劇団はまだまだ行くぜ!」という力強い宣言と受け取りました。歌や笑い、演劇への愛、そして物語のカタルシスと、大掛かりなライブエンターテインメントしてしっかり傾いている姿は、新感線らしいと感じます。物語の中心にいた小池栄子さんが大活躍で、45周年を盛り上げる大看板のひとりとして輝いていました。

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    2025/12/05 17:53

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