三文オペラ 公演情報 桐朋学園芸術短期大学演劇専攻「三文オペラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ウォッカ・チームを拝見
    休憩込み3時間10分の大作。最近、ミュージカルを観にいっていないのですが、久々に楽しみました。2チームWキャストなので、できれば両組観比べたかったが、時間がとれなかった。
    生演奏というのも贅沢で嬉しい。
    Tシャツをコラージュしたカラフルな「引き幕」が力作で、これも立派なアート作品でした。

    ネタバレBOX

    主役のメッキースを演じた岡部秀さんに魅了された。長身で華があり、甘いマスクと歌声で将来が楽しみ。
    ポリーの西野亜弥さんは結婚してからの演技が思い切りよく、ルーシーの徳山麻美さんとの恋の鞘当が楽しい。コミカルな芝居が松本紀保を思わせる。地声のとき、なぜか演歌調に聞こえる。
    ピーチャム夫妻の橋本浩太郎さん、大石知里さん、ブラウンの植松慎之助さんは大人の役をこなした。
    スミスの阿部由希子さんの大胆な演技、年老いた娼婦を演じた森山加生莉さんも短い出番ながら印象に残った。
    マダム風の娼婦ジェニーの小原麻衣さんは美しく、観客への視線のとばしかたを心得ているが声が細いのが惜しい。
    「お芝居の世界ではハッピーエンドで終わらせるが、現実社会ではこうはならない」とピーチャムが観客に向け最後に釘を刺す。「よい子はけっしてまねをしないように」ということですね。


    0

    2010/11/30 11:03

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大