満足度★★★★★
きらきらひかる、ファンタジー
<おかあさん>をテーマに繰り広げる130分の大作。
ダンスの公演を観て初めて号泣した。私たちは皆、母から産まれてくるとゆー当たり前で当たり前じゃない奇跡の一瞬に涙したんだと思う。
静寂と喧騒を繰り返す様は祝祭と葬列が入り混じった、さながら命のパレードのようである。
<母>なるものを突き詰めた黒田育代の思考の旅を追体験する舞台。拒否反応を起こす人もいるであろうってほどの強烈な世界観。
包み隠さず曝け出された生々しくも不思議な空間に引き込まれました。
黒田育世の圧倒的な存在。
赤いワンピースを纏った彼女の奔放な動きに目が離せなかった。
『あかりのともるかがみのくず』……不思議なタイトルだなと思っていたけれど、鑑賞後は納得のタイトルになりました。なるほどなぁ。
鑑賞後、色んなことを考えたくなる舞台でした。