満足度★★★
素朴な味わい
チラシや説明文の雰囲気からコメディかと思っていたのですが、意外に泣ける要素もある作品で楽しめました。
ある大事な1日を迎える男とそのライバルとの戦いの物語で、根っからの悪人が出て来ない、和やかな雰囲気でした。
美術のショボさ(今日が初日なのに可動のセットがもう壊れそうになっていました…)や台詞を噛んだり間違ったりするのが、逆にいい味を出していました。ギャグもベタなものが多かったのですが、若くはない役者たちが無理をせず出来る範囲で楽しみながら作っている雰囲気が伝わって来て、つい笑ってしまいました。
今月はF/T絡みで実験的な舞台を観ることが多かったので、良い息抜きになりました。