満足度★★★
長い!私にはやっぱり難解!役者さんたちの演技や舞台美術は面白い。
長い!
そして、長塚圭史さんの舞台は、私にとってはやはり難解。
いや難関かな。
一幕はかなりつらかった。
役者さんたちの演技は面白かったのですが、
話の内容について行くのは(ついていけなくなりそうなのは)大変でした。
第1幕の混沌とした中、訳も分からないまま
いろいろ聴いているうちに終わってしまったような。
その中で、吉田鋼太郎さんの暴走=劇中実験演劇は…変?
確かに笑ってしまうけれど。
そして、片桐はいり さんはなんて自然なんだろう。
秋山菜津子さんの存在感も凄い。
「ガラかめ」でも観ていた奥村佳恵さんは、美しく可愛らしい。特に二幕。
全編一人苦悩し、二幕で大きく動く森山未來さんの、
このエネルギーは圧巻。
これを毎公演やっているなんて…。
橋本さとし さんもまた二幕で大きく動き出す。
この変わりっぷりが見事。
そしてまた、いつもはいかつく、ゆるぎない
辻萬長さんの振る舞いもまた変わる。
難解と思っていた話も、クライマックスは良くわかった。
要するに権力とは?ということが言いたかったんですよね?
(違ったりして^^;)
串田和美さんの舞台美術がすばらしい。
透明アクリルの壁、テーブル、椅子、それだけでなく
パンフを読むと演出家の長塚圭史さんが
小道具を持ってくる…なども串田さんの指定だったとは。
演出でなくて舞台美術だったのか。
そんなのもアリですか!
面白い。
けれど、「演出家が小道具を持ってくる…」とかって、どういう意味があったのだろうか???
【これだけは絶対言いたい!】
この充実したパンフレットが1000円で買えるなんて素晴らしい。
他の舞台も是非見習ってほしい!