飴屋法水『わたしのすがた』 公演情報 フェスティバル/トーキョー実行委員会「飴屋法水『わたしのすがた』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    演劇なのかアートなのか…
    飴屋法水氏の作品は
    東京グランギニョルの頃から見続けている。
    演劇なのかアートなのか…今回も驚かされる。

    そこには普通であって普通ではない空間が待っていた。
    説明にもあるように「 戯曲も舞台も俳優もない「脱・演劇的装置」」。

    そこに息づく何かを感じながら4つの会場を鑑賞。
    そこに息づく、息づいていた何か「人」「時間」「物」「言葉」を体験し
    約1.5時間かけてゆっくり隅から隅まで堪能した。

    暗い時間に見たが、明るい時間に見た方が光を感じられていいかも。
    私も昼間にもう一度見直す予定。
    たぶん全く違う「わたしのすがた」が見えてくるはずだから。

    言葉では言い表すのは難しい…。気になったら是非とも体験を。

    ネタバレBOX

    巣鴨近辺の4つの会場「不動産」家や建物をめぐった。

    住むということ、住んでいたということ。
    そこに息づく、息づいていた何か「人」「時間」「物」「言葉」。

    「言葉」メッセージがところどころに書かれている。
    “主よ わたしにも あなたの苦しみをあわれむことなら…”
    聖書の一節を思わせるような言葉、メッセージも。
    飴屋法水氏は無宗教とのことだが。

    読み解くことは難しいが、
    「わたしのすがた」を見いだそうとしながら、
    いろいろなことをゆっくり考える時間をもらった。

    どの会場もこれが舞台のセットや映画のセットだったら
    相当イイ。

    PM17:30受付の回に行ったのだが、かなり暗い。
    夜ならではの迫力と静寂があるので体験して良かったが、
    最後の会場は特に暗く小さなライトを持って体験…
    3Fの最後のメッセージを見つけた後はちょっぴり早足で会場を出た。

    夜は…相当怖かった。

    追記:
    お化け屋敷、ホラー系恐怖映画が苦手な方は
    2と4の夜の鑑賞は難しいと思われる。

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    2010/11/10 21:54

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