そのとき橋には誰もいなかった 公演情報 オーストラ・マコンドー「そのとき橋には誰もいなかった」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    美しい女優さんたちと
    イケメン俳優を堪能するための舞台でした。

    ネタバレBOX

    日本にサラリーマンの彼氏を残し、文芸の勉強のためにへ単身でニューヨークに来ている日本人女性を中心とした話。彼女は文才があり、詩や歌詞作りはお手の物のようです。

    ニューヨークで知り合った役者志望の日本人青年との交流をシナリオにしているように見えますが、シナリオを書くというより妄想してその中に入り込んでしまっていて、カウンセリングを受けているようにも見えます。

    青年はニューヨークでバイトしながら役者の勉強をしているようなしていないような、少なくともオーディションはあまり受けていないようです。

    青年の前の恋人である韓国人女性はウォール街で働くキャリアウーマンで、青年の不安定さ、将来展望への不安に悩んだ末に別れています。

    彼氏がいたからこそ渡米できたともいえる日本人女性が、日本に戻って青年に意味深な電話をして、青年もすぐ日本に帰ってハッピーエンドとは少し唖然としました。

    へー、橋を渡る3ドル(?)を節約し、洋服もろくに買えないような青年が、すぐに飛行機に乗れるだけのお金を持っているんだ!

    CMでホワイトプランのお父さんも夢では飯は食えないと言っています。韓国人女性の堅実さに比べると、日本人女性と青年の地に足が着いていない感じが際立っています。

    妄想は妄想のまま、日本人女性は日本に帰り、青年は街に溶け込みながらそのままニューヨークに留まる、さりげないエピソードで良かったのではないかと思いました。

    ところで二人の女性ですが、ものすごい美人だけど文才がある割にははじけたところが無く、同様にキャリアウーマンは9時5時、残業に縛られている感じが見受けられませんでした。キャスト的には、文才のある女性を岡田あがささんが、堅実なキャリアウーマンを奥田恵梨華さんが演じた方が良かったのではないでしょうか。

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    2010/11/08 10:55

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