公演情報
おぼんろ「ラルスコット・ギグの動物園」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
いつにもまして ファンタジー色が濃い寓話劇。
前作は、舞台と客席の境がない おぼんろ らしい公演だったが、本作は客席から観る一般的なものへ それが少し残念。
物語は時代設定を曖昧にし、時代に囚われず大切にしなければならないコトを訴える。それを動物の視点から描くことによって、生きているのは人間だけではないことを強調する。そこに おぼんろ らしい人間社会への皮肉や批判が浮き上がる。今回は生命や平和といった 言葉では明確だが それを表現することは難しい。その本質的なところを突いている。
また 照明や音響/音楽といった舞台技術が、いつにもまして効果的。そう思わせるのは、情景に応じて中央の舞台装置が回転し、同じ造作にも関わらず多方面からの照明によって違う印象をもたらすため。
(上演時間2時間 休憩なし)