ANDO 公演情報 松竹「ANDO」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ミュージカルとはまた違う、音楽とストーリーの融合。長らく演劇鑑賞から離れてきた身としては新しいジャンルだったので新鮮で楽しかった。
    歌あり、バンドあり、ダンスあり...盛りだくさんの演出で、特に事務所の音楽が好きな人は退屈しないはず。勿論歌を知らない人も純粋に歌も演奏もダンスも上手いので観てて楽しいと思う。
    セットの転換もスムーズで面白い舞台美術だったのでそういった面でも引き込まれる舞台だった。
    個人的には物語のキーともいえる「アンドウ」役の川﨑星輝くんの演技が良かった。
    彼が喋るとずっと泣きそうな気持ちになるというか琴線に触れる訴え方、表現をしていたので、ぐっと心を掴まれた。
    バンドに関わらず、自分にとって大切な「あなた」の事、その人(たち)がいる事によって自分の人生がどう彩られているのか、そんな事を考えさせられる舞台だった。

    ネタバレBOX

    ストーリーはバンドを組んでいる8人の話。
    それぞれのバックボーンはモッチー(矢花黎)以外の人物は描かれるので、どういう経緯でこのバンドに入る事になったのか、どういう思いを抱えているのかは知る事ができた。
    個人的には一番「アンドウ」に寄り添っていて、バンドに入るきっかけになったモッチーのバックボーンも気になった。(勿論余白がある事の魅力もあるのだが、)全く触れられなかったのでそこだけが残念だった。
    去年行われた「MASSARA」は私は観なかったのだが、最初など同じようなフレーズが歌の中に入っていたので、(ポエトリーミュージック?)多少なぞっている部分などもあるのかと予想はした。個人としては新鮮な気持ち半分、「MASSARA」とは全く繋がりを感じさせない別の作品として見たかったという気持ち半々だった。
    個人的に笑ってしまったのはSASUKEにも出演している菅田琳寧くん演じるサトウのバックボーンを描くパートでSASUKEのステージさながらのセットが出てきて風船をとるのは毎回やるのは彼にしかできないだろうなと思った。

    0

    2025/09/08 22:42

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大