公演情報
シス・カンパニー「ライフ・イン・ザ・シアター」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/09/05 (金) 18:00
デヴィッド・マメットの傑作を中村倫也・堤真一が見事に上演。とてもいい芝居だった。(3分押し)105分。
マメットが77年に書いた戯曲で、ベテランと若手の2人の俳優の力関係が時間と共に変化する様子を描いた傑作だが、俳優が俳優を演じる、というのがかえって難しい作品とも言える。日本では97年に石橋蓮司と堤真一で初演された作品で、それも観ているのだが、堤はそのときと役柄を変えての上演に挑む。結果、とても面白く良い感触の芝居になっていた。ベテランなりの態度を崩さないものの情けないところを見せるロバート(堤)と、若手から売れっ子になりロバートとの立場の変化が難しいジョン(中村)ともに、デリケートな役割をしっかりと演じてた。