The Message from Gaza ガザ 希望のメッセージ 公演情報 国境なき朗読者たち「The Message from Gaza ガザ 希望のメッセージ」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪♪

    ガザ・モノローグが2023年10月以降の熾烈な状況に呼応して企画されたりしているが、これは2008~09年のイスラエルによる大規模爆撃の際に編集されたもの。
    確かこれ以後にも大規模爆撃をイスラエルはやっている。突然始まるのだ。後から「実はこうだった、攻撃に出て当然だろう」と正当化の理屈を出す。

    (一昨年のハマスによる攻撃はパレスチナ側から行った恐らく初めての大規模攻撃。両者は拮抗した軍事力で競っているのではなくイスラエルがパレスチナに入植し、既存家屋の破壊や防御癖建設、検問による移動の自由の制限、電力・水道等ライフラインや物資搬入にも制限をかけている。ガザは地中海に面しているが海路の使用も自由でない。天井のない監獄と言われる所以である。)

    こうした圧倒的な力の差での日常的な理不尽が、「ユダヤ」というオールマイティ・カードによって欧州諸国にも黙認されている実態を、恐らく最もビビッドに捉えている岡真理氏が、講演ではない方法でどうステージを打ち出すものか。
    私にとっては2000年代に見た土井敏邦氏による(編集もままならない生々しい)映像が私の「被抑圧のパレスチナ」に触れた最初だったが、それ以降紛争の報を聞く度に(イスラエルの非は明らかなので)この世の理不尽を沸々と思って来た。ストレスは募り、ハマスによる攻撃に「ようやくこの地の悲惨な状況に世界の目が向く」と期待し、イスラエルにも「やりたい放題はまずかったかな」と僅かでも自重を始める事を期待したが、全く変わらなかった。
    そんな訳で岡氏の訴えは自分には「もう十分」と食傷しそうなのではあるが、どんな語り口で人々にどうこのテーマを投げ掛けるのか、やはり観ておくべきかな。

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    2025/04/06 12:06

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