満足度★★★★
昔のヤクザ映画を思い出す
昔のヤクザ映画を思い出す。
ヤクザものの普遍的なテーマ、 組同士の抗争+内的抗争のお話。
岩松氏の作り出す少しゆるい独特な空気と間と
だましだまされの緊張感に引込まれる。
阿部サダヲ氏が観たくて。
下っ端で情けなくて、でも仁侠の徒の森本を好演。
こういう役、さすが、うまい!
彼が演じるからちょっとコミカルな部分も。
シリアスすぎず笑いありで。クスッとくる。
善かれといろいろするが、すべて悪い方に…。
会話の中に各々の過去を語る部分がたくさん。
会話にかなりの細かい情報が詰まっているので
聞き逃がすと関係性がわからなくなりそうで。
相当がっちり集中して観た。
途中、ゆるーくゆっくり時間が流れる部分は
心地よいが若干眠気を誘った。
伏線もたくさん。絡み合って混じり合って、最後は…。
もっと観たかったな、つづきが。
組事務所のセンターにある大きな開き窓が印象的だった。
そうそう近藤公園さんが色気ムンムンでビックリ。
最初誰だかわからなかった。