満足度★★★
絶妙な幕切れ
物語のレベルでは舞台上と客席は無関係であるという約束事を破ってみせた最後が見事でした。気まずい感じと、してやられたという感じが入り混ざって、今までに感じたことのないような何とも不思議な気分になりました。
最後のどんでん返しまでは、ちょっとしたことから人間不信に陥って行くプロセスを描いたもので、それなりに面白かったのですが少々単調に感じました。もう少し笑いの要素があっても良かったのかもしれません。
この劇団の前作を観たときも何となく稚拙な感じを受けたのですが、今回のを観て、実はわざとそうしているのではと思い始めました。熱くもなく、クールでもなく、いわゆる「ユルい」とも異なる温度感が洗練されれば、構成上の仕掛けと合わせてこの劇団の独特な個性に発展して行きそうです。
2010/10/01 18:29
遅ればせながら、前回に引き続きご来場頂きまして、
誠にありがとうございます!
最後の一文は、僕にとって非常に印象的でした。
「独特な個性」として「パセリス」の名前と作品がもっと知ってもらえるように、
劇団員一同がんばっていきたいと思います!
またぜひ次回もご来場頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします!