【公式ブログにて結果発表中!】何にも知らないわけではない 公演情報 パセリス「【公式ブログにて結果発表中!】何にも知らないわけではない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    観客は芝居の中の観客
    アミューズメントスポットの中の「オブザービングルーム」の中の人間模様を観客が「人間観察」として楽しむ、観客参加型のアトラクションだったが、こういった物語はよくある。
    確か、映画でもアニメでもあった。もっとも、映画やアニメで観た「オブザービングルーム」の中の人間たちは生きるか死ぬかの壮絶な脱出ゲームだったから、もっと人間の中の悪の部分が露呈していた。だからこそ、今回の物語でも、もうちょっと突き抜けた「人間の底知れぬ罪悪」をみせて欲しかった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    「オブザービングルーム」の中の6人の女子はリアル脱出ゲームに参加する。脱出できると5万円が支給されるという触れ込みから序盤、楽しそうにゲームに参加していたものの、本当にこの部屋から脱出することが出来るのだろうか?と疑心暗鬼になってしまう。そうなると、他人を疑い始める。一度疑い始めるとその心は留まることを知らないほど、膨れ上がって友人だった人間関係をも崩れてしまう。

    看守が出す指令も当初は、「この中で一番可愛い子を選べ」だったのが、終盤では「このナイフを誰か一人に突き刺す」になり、やがて「この拳銃で誰かに一人を撃ってください」に変わり、指令は段々と過激になっていく。

    と同時に切羽詰った6人は恐怖に慄きながらもサックリと躊躇なく刺したり、撃ったりする場面が意外にもあっさりし過ぎて苦悩感が見えなかった。だから6人のキャラクターのどれにも共感が出来なかったのかも知れない。

    例えばその中の一人でもサターン的なキャラクターが居たならば、きっと本物の悪魔は「いざというときの君の気持ちは解るよ。だってそれが人間だもの。生きてる間の僅かな時間だけでも自分を守るのは当然さ。」などと甘い言葉をかけながら、魔法をかけて、蜃気楼を見せて、叶うはずのない夢まで見せてから奈落の底に突き落としてしまうのだろうなぁ。とも思う。

    妬み、嫉み、僻み、ネガティブな感情は様々あれど、それが人間というものの本質でもある。そんな人間の心理を描写した作品だった。

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    2010/09/26 16:31

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  • taktak・佐々木>
    コメントサンクス。

    >態度にも内側の感情を出さないように演出したので、傍目から見たらあっけなく見えたかもしれません。

    なるほど。ただ、思いますに、閉じ込められた箱ではなく最終的には観客丸ごとが演劇の中だったわけですから、いうならば、精神医がモルモットを観察しているようなものでしょう?しかしワタクシたちはごく普通の人間だからむしろ、感情はめいっぱい出してもらったほうが演劇っぽくて解りやすかったかもしれません。
    確かにさじ加減は難しいですね。人の感性はさまざまですし・・。

    ええ、次回もまた拝見させて頂きますね。

    2010/10/01 11:09

    パセリスの佐々木です。
    遅ればせながらご来場頂きまして、誠にありがとうございます。
    そして今回も素敵な感想コメントありがとうございます!

    今回の「女性」たちは、
    言っていることが傍から聞いてホントかウソなのか、
    分からなくしたかったという意図がありました。

    しかも閉じ込められているということで、
    態度にも内側の感情を出さないように演出したので、
    傍目から見たらあっけなく見えたかもしれません。
    そこらへんのさじ加減は難しいですね・・・。

    またぜひ次回もご観劇頂ければ幸いです。
    今後ともよろしくお願いします。

    2010/10/01 09:03

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