北守の騎士とカルボナードの踊る魔女 公演情報 青果鹿「北守の騎士とカルボナードの踊る魔女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    混沌としたまま終わってしまい残念。。。
    宮沢賢治原作の「グスコーブドリの伝記」、「北守将軍のと三人兄弟の医者」、「貝の火」という作品をモチーフに紡ぎ出される詩的なイメージ。

    ネタバレBOX

    物語は、「グスコーブドリの伝記」をメインにし、主人公のブドリが失明してしまったというあたりは「貝の火」から、また、疲れ果てたとある公職者がその職を譲ろうとするあたりは「北守将軍のと三人兄弟の医者」から設定を借りている。

    賢治のそれぞれの作品は童話、または寓話として、それぞれ素晴らしいものであるが、本作はそれをうまく一つにまとめ上げることができたのであろうか。

    それぞれの作品の詩的なイメージは端々で伝わってくるものの、一体感、イイタイコトを伝えるという意味においてはそれは十分に伝わってこなかった。

    グスコーブドリの伝記がメインテーマとした自己犠牲について、本作では何故、ブドリが犠牲となって人々を救おうとしたのかが今一つ明快に描き切れていないことがその例であろう。

    面白い作品だけに、改作によってブラッシュアップを期待したい。

    役者陣では、ブドリ役を演じた樋口浩二が熱演。
    また、今村美乃は、1980・梁山泊の「宇田川心中」とは違った光を放っていたのが印象的。

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    2010/09/06 22:16

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