実演鑑賞
1945年、新劇の団十郎の異名を持つ丸山定雄と元宝塚の園井恵子を主軸とする移動演劇隊「さくら隊」は、国の方針で広島へ根をおろすこととなる。空襲警報の鳴る中、演劇経験のない市民も巻き込んで「無法松の一生」上演に向けて練習を積む一行だったが、8月6日はやってくる。そして8月15日も……。史実を基にしたレベルの高いフィクション。笑いもあり、平和への切実な願いもある、濃密な演劇だった。
0
2024/08/05 21:19
このページのQRコードです。
拡大