実演鑑賞
名作「勧進帳」を木ノ下裕一が補綴、杉原邦生が演出。ラップや電子音のBGMで「勧進帳」の世界がわかりやすく描き出される。シアターのほぼ中央に細長い舞台をつくり、それを挟んで客席をつくるという珍しい構造だった。義経一行と富樫ら関守は基本的に向き合う恰好で話が進んでいく。服装も言葉遣いも現代風でありながら、「勧進帳」のエッセンスが取り入れられている。この舞台では富樫が怪しい山伏の正体を見抜いていたのか、考え直すのも面白いと思う。
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2024/08/04 23:27
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