実演鑑賞
満足度★★★★★
久々に刺激的な舞台を見た。(演劇見るのも久しぶり)ウクライナ・ロシアを巡る第一次大戦の頃から今にいたる状況が様々な形で伝えられる。小説の世界と現在を行き来しながら、国の方針に翻弄される「名もなき人々」と時間を共有する。ともすれば、人はどちらが正しい、どちらが悪い、という結論を出したがるが、第三者が戦いをあおるのでなく、どう止めて行けるか。当事者になった人が生き抜いていくことをどう助けるのか、残った者はどう後世に伝えていくのか。物語として消費するのでなく、現在における自分たちに問いかける姿勢で作られた作品。必見です。
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2024/07/03 11:08
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