ノクターンだった猫 公演情報 ニットキャップシアター「ノクターンだった猫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    多重構造の面白さ
    アゴラ劇場を縦横無尽に使い、ストーリー構成も縦横無尽、とても象徴的で面白い作品でした。ごまのはえさん、ご結婚おめでとうございます。以下はネタバレで。

    ネタバレBOX

    物語はさまざまなストーリーとたくさんの演劇様式が、まるで観客を混乱させるように並び、その全体の中から、「愛」「真実」「仮面」「演技」というもの語っていた。

    メインストーリーは別れさせ屋の事件、この事件を取材するごまのはえ、そしてそこで浮かびあがってきた疑問は犯人(別れさせ屋)は被害者を本当に愛していたのかどうか?そのストーリーに自分の結婚というエピソードを絡め、しかもごまのはえ役は劇団員がやりそれを自分で演技指導するという多重構造。

    ここら辺のシーンがとても面白かったので、それで最初から最後まで通せばいいと思ったのだが、最初と最後にとてもイメージ的なシーンがあった。雨が降り、洪水のようになり、そして街から猫がいなくなるという詩的な情景が浮かびあがる。

    劇中のごまのはえを演じた女優が魅力的だった。ごまのはえ役のときは面白く、喫茶店のシーンでは美しく、あらためて女優だなあと感じた。京都から東京まで巡業で来るのは大変なことだと思うが、これからも東京公演を続けてくれるとうれしい。

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    2010/08/07 22:05

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  • かもめさんへ

    コメントありがとうございます。かもめさんも素敵でした。巡業は大変だと思いますが、どうぞ体に気をつけて頑張ってください。

    2010/08/09 23:57

    お褒めの言葉、ありがとうございます!!
    偽ごまのはえ役をやっていた高原も喜んでおります(*^_^*)
    大阪公演とは演出もかわり、がらりと印象が変わったこの作品。
    大阪でご覧になった方が東京公演をご覧になったらびっくりされるんじゃないでしょうか。
    大阪→東京と旅をして、違った劇場で同じ作品を作るのはとてもやりがいがありますね

    これからも旅公演は続けていきたいと思っていますので、またぜひお越しください!!

    2010/08/08 23:48

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